雨樋修理や塗装などのリフォーム工事を業者に依頼する場合、どのように探しますか?
信頼のできる業者であり、適正価格以下での施工であれば一番良いですよね。
下記に一例を挙げてみましたので、ご覧ください。

 

地元の工務店

地元の業者であれば、頼むのも安心感があります。
業者としても適当な施工をしにくいので、良い工事をしてくれる可能性が高いです。
もしトラブルがあった時にも早い対応が期待できます。
ただし、地元だからといって信頼し過ぎは禁物です。

知り合いの大工・職人

知り合いの職人や知り合いから紹介された職人であれば、より安心感があります。
ただし、知り合いだからこそトラブルや気になったことを指摘しにくいというデメリットもあるようです。
何かあったときに指摘できる関係で無いのであれば、注意が必要です。

訪問販売業者

たまに自宅に訪問してくる業者がいると思います。
自分で気付かなかった修理箇所を指摘してくれ、親身になって言葉巧みに話してくるので、信じて鵜呑みにしてしまう方も多いようですが、一旦落ち着きましょう。
訪問業者と契約するメリットはなく、デメリットしかありません。

ネットで探した業者

インターネットで検索するとたくさんの紹介サイトが出てきます。
そこから口コミなどを見て依頼する方も多いのではないでしょうか。
良い口コミの多い業者は信頼できると思います。
ただ注意していただきたいのは「良い口コミは買える」ということと、紹介サイト経由で受注した場合などにその受注額の10~20%程度の手数料が発生するため、その手数料分、施工費が割高になっている傾向があります。

またネット上で表記されている金額は最低価格であることが多く、実際に見積を取ると高くなることが多いため、あまり表示されている金額は参考にしない方が良いです。

ハウスメーカー

家を建てたハウスメーカーに依頼して工事を行う方も多いと思います。
安心感・信頼感が一番あると思います。
しかし大きなデメリットが3つあり、一つ目は金額がかなり高くなること、二つ目は対応が遅いこと、三つ目は工事内容を把握していないことが多いことです。

ほとんどのハウスメーカーは自社で職人を抱えていないため、実際の工事は下請け(実際は孫請け以下の業者)が行います。
そのため工事代金には多額の中間マージンが入っています。
また問い合わせにもハウスメーカー⇒下請け⇒孫請けと段階的に連絡が行くので、基本的にレスポンスが遅いです。
さらにハウスメーカーの社員は、細かい設備(雨樋など)の知識や施工内容を把握していないことが多いため、話が通じないことが多いです。

 

良い業者と相場価格を見つける方法

一番良い方法は、知り合いからの紹介やネットなどで口コミを確認し、信頼できそうな業者を見つけたら、比較サイトや紹介サイト経由ではなく、直接業者のホームページなどから問い合わせましょう。

規模が大きく金額が高い工事の場合は、2~3社から相見積を取ると相場がわかります。
ただ業者の規模(=安心感)により相場が大きく変わりますので、相見積を取る場合はその点を考慮しましょう。
イメージとしては個人事業者<<工務店<チェーン店<<<大手チェーン・ハウスメーカーの順で高くなります。
工務店に比べてハウスメーカーでは2倍くらいの金額になるイメージです。

またネット上で相場を調べると色々金額が出てきますが、リフォームは既存設備や状態、新しくする設備の種類などによってかなり金額にばらつきがあるので、あまり参考にはならないことが多いです。

 

どうしてここまで価格差が生まれるのでしょうか

施工費用の決め方を大雑把に言えば、仕入+人件費(人工)+その他(車両や保険等)+元請業者の利益+下請業者の利益+孫請業者の利益・・・=施工費用となります。
大企業や規模の大きな会社になればなるほど、工事にかかる経費や中間マージンも増え、価格も上がってしまいます。
そのため、実際に施工する職人に近い業者ほど安くなる傾向にあります。

ただ、中には中間マージンだけでなく、施工において削ってはいけない大切な部分も削って、無理やり安く提供している業者もいます。

 

騙されないで!安い業者にはご用心!

工事に限らず、できるだけ出費は抑えたいですよね。
そのお気持ちは非常によくわかります。
ですが、大切なお家の工事で失敗はしたくないと思います。

実際に弊社で取り扱った事例を交え、注意が必要な業者についてお話しします。

1軒目は2021年10月に、雨樋掃除のご依頼で伺った町田市のお客様です。
半年くらい前に雨樋の掃除をしてもらったのに、また溢れているので見て欲しいとご連絡いただき、現場の雨樋を見てみると全く掃除がされていませんでした。
詳しく話を伺うと、複数の業者が紹介されている有名サイト経由で、施工代金が安いからと依頼したところ、1人で来てハシゴで2階に登るなり、詰まっていたというゴミを見せてきて、すぐに帰ったそうです。
しかも勝手に隣家の敷地からハシゴをかけたため、少しトラブルになりかけたとのこと。
弊社にてしっかりと雨樋を掃除して、雨水の流れのテストも行いました。
結果的にお客様は、2度手間と相場以上の費用を払うことになってしまいました。

2軒目は2018年3月に、弊社が雨樋修理を担当した昭島市のお客様です。
雨樋修理のご依頼があり、お見積もりをさせていただいたところ、前にお願いした業者より費用が高いから、もっと安くしてほしいとお客様からお話しをされました。
詳しくお話を伺い、なぜこんなに安いのだろうと疑問に思い、雨樋修理の工事箇所を確認すると理由はすぐに分かりました。
本来交換すべき箇所の金具や部品を交換していなかったのです。
つまり、既存の雨樋を外し新しい雨樋を乗せ換えているだけの工事だったのです。
安いのは当たり前でした。
もちろん雨樋修理の際には全ての金具や部品の交換が必要というわけではありません。
金具や部品の状態、他の雨樋とのバランスによっては交換が不要な場合もあります。
しかしこちらのお客様の場合は、金具が曲がっているために勾配不良が起き、うまく雨水が処理できていない状態だったため、金具の交換は必須でした。
結局、根本的な解決に一切ならない工事をされていたので、弊社にて雨樋をもう一度修理することになりお客様は結果として高い費用を払う形になってしまいました。

雨樋はお客様からは見えにくく、修理の結果が分かりにくい部分のため、必要な工程や資材を使わない悪質な業者もいます。

安く施工する業者は、自社の利益を削っているのではなく、資材や人件費(人工代)を削っていることが多いです。
部品を交換しない、耐久性が低く安い粗悪品を使う、技術力の無い安い人材を使うなど。

人工代=技術力です。
技術力のある職人は安く働きません。
良い工事は、良い材料と良い職人が揃わないと成立しません。

 

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